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ソフトバンクの「光の道」論に全面反論する、に再反論する。

孫社長の「光の道」論に対して、佐々木氏が反論しているが、私は、その佐々木氏の反論に再反論する。

佐々木氏の主張は、1つにまとめることができる。

要するに、IT技術が活用されていないのは、インフラが整っていないからではなく、既得権益などによって、インフラを最大限活用できていないからである。したがって、インフラ整備よりもインフラを活用できるような体制の構築に重点を置くべき、ということを言いたいのだと思う。

この二人の意見が異なっているのは、おそらく、10年〜20年後の未来をどのようにとらえているかの違いだと思う。

佐々木氏は、将来のインターネットの活用シーンをパソコンや携帯など、現在インターネットに接続されている主なデバイスに限定して考えているのではないだろうか。

別の言い方をすれば、私たちは、近い将来、何も意識せずにインターネットに接続されている多種多様なデバイスを利用することになる、ということを理解していないのではないかということだ。

これは、佐々木氏が自分の主張を強化するために挙げているデータを見れば、明らかである。(「なぜ(固定回線の)インターネットを使わないのか」というアンケート結果を持ち出していることなど。)

孫社長は、インターネットを活用するデバイスをパソコンや携帯に限定していない。とにかく、現在では考えられないような物まで含めたあらゆる電子機器が、私たちが意識することもなくインターネットに接続された状態で利用される時代が来ると考えているのだろう。フォトビジョンがいい例になる。

そして、そこに新たな世界的競争力を持つことができる、巨大市場が出現すると考えており、それを実現するためにも、光の道が必要だと主張しているのだろう。

私たちが、全くインターネットに接続されているということを意識せずに使う電子機器が増えてくると、ブロードバンドに接続されているのが当然の状態になり、パソコンを持っていないからとか、料金が高いからというのは、光ファイバーを契約しないという理由にはもはやならないという時代が近い将来に到来するであろう。

佐々木氏の結論である、「今こそテクノロジーの活用方法を再構築すべき時だ」というのは、今存在している市場をITで効率化して少しだけパイを大きくするということが大前提になっているが、孫社長が考えているのは、光の道を基盤に、既存の産業などを改善してパイを大きくするというだけではなく、今までの時代には存在しなかった全く新しい国際的競争力を有する巨大市場を創出するということではないだろうか。

確かに、佐々木氏の主張していることでも、多少なりとも国を豊かにするだろうし、佐々木氏が想定していると考えられる未来像を前提にすれば、孫社長に対する反論も的を得ているように思える。

しかし、孫社長の「光の道」論の方がはるかに、日本を豊かにする可能性が高いし、そもそも、私たちの生活がこの先どうなるのかということの捉え方が根本的に違うのだ。

ソフトバンクの「光の道」論に全面反論する(上)
著者:佐々木俊尚
http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2010/04/29/entry_27039509/

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