やっぱり航空会社のクレジットカードがおすすめ
このページでは、マイレージを最も貯めやすいクレジットカードを徹底検証します。
まず、私の個人的な事ですが、さきほどアメックスのポイントを交換してANAマイレージを6万3,000ポイント獲得する事ができました。
ANAマイレージモールやIHGリワーズクラブなどを活用してゲットしていた分もあったので6万4000ポイントを超えました。
参考:クレジットカードを使って1回の買い物で3倍ポイントを獲得する方法
近々、家族でどこかに旅行に行こうと思ってアメックスで貯めていたポイントをANAマイルに以降しました。
これだけあれば、沖縄・北海道くらいなら家族3~4人全員の飛行機代が無料になります。
今回は私が使っているアメックスからの移行でしたが、他のクレジットカードの場合はどうなのでしょう?
ANAマイレージを貯めるにはやはりANAカードが一番効率よく早くマイルを貯めることができるのでしょうか?
各クレジットカードによって航空会社(JAL、ANA)のマイルを貯めるのにどれくらいの差があるのか?
どのクレジットカードを持てばマイレージを最も早く貯める事ができるのか?
徹底調査したので、ここで紹介します。少しでもお金を節約して旅行を楽しみたいと考えている人にとって、飛行機代が完全に無料になるのはとっても助かりますので、今回の記事は必見ですよ。
旅行に圧倒的に強いアメックスの場合
アメリカンエキスプレスは、年会費は他のカードに比べて割高である事は間違いないのですが、国内旅行傷害保険、海外旅行障害保険が付いていたり旅行に役立つサービスがたくさん付帯しているので、旅行が好きな人であれば年会費を払っても十分に元を取れるだけの価値があります。
元々アメックスは旅行会社からスタートしているので、世界中に張り巡らされたネットワークを駆使して旅行には圧倒的に強いクレジットカードです。
したがって、貯めたポイントも世界中の航空会社のマイレージに移行する事が可能になっています。
アメックスのポイントを移行できる航空会社は以下のようになっています。(2013年9月7日現在の情報)
- 日本航空(JAL)※2013年1月31日で終了となります。
- 全日空(ANA)
- チャイナエアライン
- デルタ航空
- ヴァージン
- アトランティック航空
- タイ国際航空
- キャセイパシフィック航空
- シンガポール航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- スカンジナビア航空
- アリタリア-イタリア航空
- フィンエアー
- エティハド航空
- 中国南方航空
さすがアメックスですね。
世界中の航空会社を網羅しています。
アメックスのポイントを貯めておいて、どこかに行きたくなったら、それに適した航空会社のマイレージにいつでも交換できるというのはとっても大きなメリットです。
これはANAカードやJALカードなどの特定の航空会社提携カードには無いメリットです。
そもそも希望の航空会社のマイレージに交換できなければいくら還元率がよくても意味がないので、世界中を旅して世界中の航空会社を利用するという人にとっては間違いなくアメックスがベストなクレジットカードです。
さて、今回は全ての航空会社の話をするとややこしくなるのでANAマイレージに絞って検証していきたいと思います。
残念ながらJALマイレージへの移行サービスが2014年1月31日で終了してしまいますので、国内ではマイレージに交換する時にはANAという事になるでしょう。
アメックスのポイントをANAマイレージに交換するためには「メンバーシップ・リワードANAコース」というものに入る必要があります。年間5,250円の有料サービスとなります。
次に交換レートは通常の場合ですと、アメックスポイント2,000ポイントに対してANAマイレージ1,000マイルになります。
しかし、有料のメンバーシップ・リワード・プラス(年間3,150円)というサービスに加入すれば交換レートが通常の2倍になりアメックスポイント1,000ポイントに対してANAマイレージ1,000ポイントになります。
2倍も交換レートに差がありますので、ANAマイルに交換するならメンバーシップ・リワード・プラスに申し込む方が良いでしょう。
私の住んでいる関西(大阪伊丹空港)から沖縄の那覇空港の往復に必要はマイレージはレギュラーシーズンで15,000ポイントです。
この15,000ポイントを貯めるのにはどのくらいの金額をクレジットカードで支払う必要があるのか計算します。
アメックスのポイントプログラムは100円で1ポイントですので、15,000ポイント貯めるには150万円必要になります。
そして、アメックスポイントをANAマイレージに交換するために必要な「メンバーシップ・リワードANAコース」の5,250円と交換レートを2倍にするメンバーシップ・リワード・プラスの3,150円が必要になります。
全て合計すると1,508,400円となります。大阪から沖縄までの往復航空券を獲得するためにはけっこうな金額をクレジットカードで支払う必要がありますね。では、ANAカードの場合はどうなのでしょうか?
果たしてANAカードの場合本当にマイレージを早く貯める事ができるのでしょうか?
アメックスとの差はどれくらいあるのでしょうか?これから一緒に検証していきましょう。
ANAマイルを一番貯めやすいのはやっぱりANAカード
ANAカードはVISAやMASTERなどいくつかの国際ブランドを選択できるのですが、多くの人が利用するであろうVISAで考えてみます。
ANAカードは、1ポイントを5マイルに交換できる5マイルコースと1ポイントを10マイルに交換できる有料の10マイルコース(手数料6,300円)があります。
マイレージに交換する場合には10マイルコースがお得なので、ここでは10マイルコースを選択する事にします。
この前提で15,000マイル貯めるのに必要が金額を計算します。まず、ANAカード(一般カード)は入会すると1,000マイルがプレゼントされます。
その後も毎年1回継続する度に1,000マイルが加算されます。
これはかなりお得な特典です。長い目で見てマイルを貯める場合、放っておいてもマイルが自動的に加算されていくので、必要マイル数まで到達するためのハードルがどんどん下がっていきます。
これで残りは14,000マイルとなります。
VISAカードのポイントプログラムは1,000円で1ポイントで、10マイルコースを選択した場合は1ポイントを10マイルに交換できます。
とすると必要なポイント数は1,400ポイントとなります。そして、1,400ポイント貯めるには140万円をクレジットカードで支払う必要があります。
ANAの一般カードは年会費が2,100円必要ですので、これも加算する必要がありますね。
年会費の2,100円、10マイルコースの手数料6,300円、140万円のクレジットカード決済の全てを合計すると1,408,400円となります。
少しややこしくなってきたのでまとめます。
大阪~那覇間往復のANA無料航空券に必要な金額(15,000マイル) | |
アメックス | 1,508,400円 |
ANAカード(一般) | 1,408,400円 |
差額 | 100,000円 |
ANAマイレージを使って大阪~沖縄間の往復無料航空券をゲットするために必要な金額はちょうど10万円の差になりました。
これだけ見てもやっぱりマイレージを貯めるという目的に絞り込んでクレジットカードを選ぶと、ANAカードが一番お得という事になります。
ただ、実際にはもっと差が開いてANAカードが有利になります。
これは入会後1年間で貯めるという事が前提になっていますが、2~3年かけて貯めるという事であれば、毎年更新時に1,000マイルがボーナスとして付与されますので、さらに必要な金額は下がります。
また、ANAを利用した場合には通常よりも10%~50%の割増しでマイレージが加算されます。
他にも提携しているホテル、レストラン、大丸・高島屋などのデパートでANAカードを利用するとクレジットカードのポイントとは別に、100円~200円につき1マイルが別途加算されます。
これらのサービスをフル活用するともっともっと低い金額で無料航空券をもらう事ができます。
やっぱりマイレージだけを目標にしてクレジットカードを持つならANAカードが一番お得ですね。
旅行が好きな人は、この機会にANAカードを申し込んでおきましょう。