
目次
住宅建築のプロセスを知るべし!
生涯の中での大プランとも言うべき大切な住宅建築には用意万端で臨まなければいけません。
そのため事前にやることは山ほどあります。まず本当に大まかではありますが、全体の流れはこんな感じです。
- ステップ1:我が家のイメージを具体的に描こう
- ステップ2:徹底した情報収集
- ステップ3:資金の確認と借入れ計画
- ステップ4:土地の選択と決定
- ステップ5:建築業者の選定
- ステップ6:住宅プランと設備の決定および見積もり
以下、その流れについて見ていきましょう。
【ステップ1・我が家のイメージを描こう】
インターネットで多くの住宅プランを参考に我が家についてのイメージづくりをします。家族全員がそれぞれに自分の要望を出し合って、どんな家を建てたいのかをできる限り具体的に想像しましょう。
また、家はこれから何十年間も住む事になりますので、時間の経過も考えて10年後、20年後の自分たちの姿を考える必要があります。自分たちの老後の生活や子供の進学・結婚など将来の変化も具体的に緻密に考えるとより良い家作りができます。
【ステップ2・徹底した情報収集】
インターネットで検索したり、各ハウスメーカーの公式サイトからカタログを請求したり、直接住宅展示場にあるモデルハウスへ出向くなどして、できるだけ多くの情報を事前に徹底的に収集しましょう。
参考記事:住宅展示場に行く前に絶対にした方がいいことは?事前に複数のハウスメーカーに一括資料請求する
手前味噌ではありますが、このホームページを隅々まで読んでいただければ事前の情報収集は十分です(笑)
情報収集は時間がかかるので疲れてきます。途中で「これくらいでいいや!」と挫折してしまいそうになります。
でも、ここでの情報収集は後にハウスメーカーと交渉する時、大げさに言うと営業マンとの戦いの際の大きな武器となります。
相手の営業マンのペースに引き込まれずできるだけ自分のペースで交渉を進めるために頑張りましょう。
【ステップ3・資金の確認と借入れ計画】
自己資金を再確認するとともに住宅ローンの借入れ計画を策定します。
そのためには人気のフラット25などの住宅ローン商品の資料の収集が欠かせません。
【ステップ4・土地の選択と決定】
既に土地を持っている場合には、このステップを省略する事ができますが、土地を持っていない場合にはここでかなり労力が必要になります。
土地は場所、大きさ、形など全く同じ物は2つと無く、自分が建てたい家を建てる事ができる理想の土地というのは簡単には見つかりません。場合によっては土地探しに数年必要となるような場合もあります。
また、イメージに添った建築ができるかどうかを見定めるとともに、必要な場合は敷地や地盤についての調査を行います。特に鉄骨・コンクリート造の家を建てる場合には、住宅の重量が重くなりますので地盤の補強などが必要になる場合もあります。
家ばかりに気がいって、おそろかにされがちですが、実は地盤は家作りにおいてとても重要な要素であり、地盤調査や地盤の補強などにかなりの費用がかかる場合もあります。
【ステップ5・建築業者の選定】
予算・建築技術・工法や自分の理想の家のイメージに添って、条件に合う建築業者を選定します。
ハウスメーカーのメリットやデメリットを総合的に考えながら、ハウスメーカーにするのか工務店にするのか、どのハウスメーカーにするのかを決めます。
建築業者選びで住宅の善し悪しが大きく左右されますので、ここも慎重に検討しなければなりません。
【ステップ6・住宅プランと設備の決定および見積もり】
住宅プランや設備が決まれば、次は見積もりの依頼です。出てきた見積もりは安易に妥協することなく、満足できるまで徹底的に検討することが必要です。
ここまでくれば家が完成するまであと一息です。次は最終段階のプロセスをご紹介します。
住宅建築の最後の流れについて
住宅建築のプロセスも終わりの方に近づいてきましたが、まだまだ大切な事柄が残っています。
【ステップ7・契約】
契約条件や価格、それに工事スケジュールなどをよく確認した上で契約に臨みます。
【ステップ8・着工と基礎工事】
必要な場合には地盤改良工事などを行います。また基礎工事の前には安全祈願を目的に地鎮祭や地縄張りを行い、それとともに近所へ挨拶回りをします。
近所の挨拶回りは少しの努力で円滑に工事を進める事ができるので、とっても大事ですよ。一言挨拶があるかどうかで印象が大きく変わるのが人間というものです。
【ステップ9・上棟と本工事】
無事に棟が出来上がったお祝いに今後の工事の安全を祈願し、本工事に移ります。本工事では各種の工事がスケジュール通り進んでいるかどうかのチェックが必要です。
悪質な業者の場合には手抜き工事などをする可能性もありますので、できれば頻繁に現場に足を運び目を光らせておきましょう。
特に、柱や壁の内側など出来上がってしまえば見えなくなってしまう部分は要注意です。時々、写真を撮っておくと万が一の時に後々役立ちます。
【ステップ10・竣工】
工事が終了したら建築主と現場責任者による「竣工立会い」を行います。ここでは住宅の出来具合をしっかり確認する必要があります。
【ステップ11・引渡し、入居後の手続】
家の鍵や保証書を受け取り新居へ入居します。入居後に建物の表示登記と住宅ローン利用の場合は抵当権設定登記が必要になります。また住宅ローン減税を受けるための確定申告も必要です。
