営業マンのセールストークに騙されるな!
住宅メーカーに限らず、営業マンはとにかく契約を急がせる傾向があります。
住宅メーカーも商売でやっているのですから、ある程度は健全で仕方のない事なのですが、中にはお客様のことを考えずに自分の営業成績を上げることだけしか考えていない悪質な営業マンがいます。
お客様の要望よりも自分の都合ばかりを優先する姿勢が契約を急がせるという態度につながります。
とはいえ営業マンもバカでは無いですから、ストレートに早く契約をして欲しいとは言いません。いろいろな表現やセールストークを使って間接的に、心理的に圧迫して、契約を急がせてきます。
家作りにおいて契約を急いで良い事は何もありません。絶対に全てにおいて理解して納得するまでは契約しないで下さい。
営業マンのセールストークはたくさんあるわけではなくて、どこのハウスメーカーの営業マンもよく使う定番の常套句があります。
それを事前に知っておけば相手の気持ちが手に取るように分かりますので、慌てて契約する事も無くなります。
ハウスメーカーの営業マンがよく使う定番のセールストークとそれを使う理由をこれから説明します。
これを知っておけば、営業マンがこのセールストークを使ったら時に「きたー!」と心の中で笑いながら余裕で対応することができます。
では一つずつ説明しますね。
キャンペーンとモニターは鉄板トーク(笑)
今だけ期間限定のキャンペーンをやっています。今月中に契約していただければ〇〇万円値引きできます。
これは本当によく聞きますよね〜。でも、だいたいウソです。
この類のキャンペーンは期間限定ではなくて年中やっています。
時々本当の事もありますが、そういうものはちょっとしたプレゼントが貰えるなどの些細な事ですので、基本的に慌てる必要は全くありませんので安心して下さい。
次に、「モニターに当選したネタ」です。モニターに当選しましたのであなただけ割引が適用されますというトークです。
実際にしばらく住んだ後でアンケートに協力するとか、オープンハウスに協力するとかすれば割引価格が適用されるというパターンです。
これも信じてはいけません。モニターに当選したという根拠なんて何もありません。あなただけてなく全員に言っている営業トークです。
全ての人間が持っている、自分だけが特別な存在でありたいという、心理学的に言えば「承認欲求」をくすぐる常套句です。
これは複数の住宅メーカーや工務店に相見積もりを取っている客によく使われます。どこにするか迷っている段階で、このトークを聞くと、思わずお得感を感じて契約を決めてしまいそうになりますよね。
このモニターキャンペーンの話をされた時には、自分だけじゃなくて全員に言っているんだと考えて冷静になりましょう。
モニター選出キャンペーンは期間限定ということで実施されていることが多いのですが、その期限が過ぎればまた新しい期限が設定されたりしますので、そんなに慌てる必要はありません。
住友不動産などは特にモニターキャンペーンを積極的にPRしているハウスメーカーですね。
ここでは超定番の2つだけ紹介しましたが、他にもいろいろな定番の営業トークがあります。こちらにまとめてありますので騙されないように目を通しておいて下さい。