Pythonで四則演算をしてみよう。
今回は、Pythonを使って四則演算をする方法を説明します。
四則演算というのは、足す、引く、掛ける、割る、の4つの計算です。
この4つの計算ができると、ほとんどの計算をすることができるようになりますので、必ずマスターしましょう。
足し算(+)
足し算は数字と数字を+記号で繋げるだけです。
#-*- coding: utf-8 -*-
print (1+1)
これを実行すると2と表示されます。
小数点の計算もできます。
#!/usr/bin/env python
#-*- coding: utf-8 -*-
print (1.5+1)
これを実行すると2.5と表示されます。
文字列と文字列を足し算すると、文字列が結合されるのでしたよね。
#!/usr/bin/env python
#-*- coding: utf-8 -*-
print ("abc"+"def")
これを実行すると、abcdefと表示されます。
引き算(ー)
次は引き算をしてみましょう。
#!/usr/bin/env python
#-*- coding: utf-8 -*-
print (1-1)
これを実行すると0と表示されます。
答えがマイナスになる計算をすることもできます。
#!/usr/bin/env python
#-*- coding: utf-8 -*-
print (3-5)
これを実行すると-2と表示されます。
文字列と文字列をー記号で繋げるとエラーになります。
掛け算(×)
掛け算の計算をしてみましょう。
Pythonで掛け算をする時は、*記号を使います。
アスタリスクとかスターと呼ばれる記号ですね。
#!/usr/bin/env python
#-*- coding: utf-8 -*-
print (2*4)
これを実行すると8と表示されます。
もちろん、小数点の計算もできるので、色々と計算してみて下さい。
文字列を掛け算すると面白い出力が得られます。
以下のコードを実行してみて下さい。
#!/usr/bin/env python
#-*- coding: utf-8 -*-
print ("abc"*5)
これを実行すると、abcが5回表示されabcabcabcabcabcと出力されます。
文字列を掛けると、掛けた数字の回数だけ繰り返し出力されます。
割り算(/)
Pythonで割り算をする時は、/(スラッシュ記号)を使います。
#!/usr/bin/env python
#-*- coding: utf-8 -*-
print (5/3)
これを実行すると、1.6666666666666667と表示されます。
Pythonでは、無限に小数点が続く場合は途中で、丸めて近似値を表示します。
文字列の割り算をするとエラーになります。
HTMLで出力してみよう。
最後に、Webサーバーにアップロードして、四則演算の結果をHTMLで出力してみましょう。
以下のコードを書いて、sisokuenzan.pyという名前で保存して、アップロードして、実行しましょう。
PythonをWebサーバーで動かす方法は、「作ったPythonスクリプトをWebサーバーで動かそう」に書いてあります。
#!/usr/bin/python #-*- coding: utf-8 -*- import cgitb cgitb.enable() print ("Content-Type: text/html\n\n") print ("<!doctype html>") print ("<html>") print ("<head>") print ("<meta charset=\"UTF-8\">") print ("<title>Pythonによる四則演算</title>") print ("</head>") print ("<body>") print ("<h1>これはPythonの四則演算テストです。</h1>") print ("<p>1+1=</p>") a = 1 + 1 print ("<p>" + str(a) + "</p>") print ("<p>3-1=</p>") b = 3 - 1 print ("<p>" + str(b) + "</p>") print ("<p>5*3=</p>") c = 5 * 3 print ("<p>" + str(c) + "</p>") print ("<p>9/3=</p>") d = 9 / 3 print ("<p>" + str(d) + "</p>") print ("</body>") print ("</html>")
これを実行すると、以下のようなHTMLが出力されます。
<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Pythonによる四則演算</title>
</head>
<body>
<h1>これはPythonの四則演算テストです。</h1>
<p>1+1=</p>
<p>2</p>
<p>3-1=</p>
<p>2</p>
<p>5*3=</p>
<p>15</p>
<p>9/3=</p>
<p>3</p>
</body>
</html>
実行結果はこちらで見られます。
https://www.atlantacomedyscene.com/python/sisokuenzan.py
まとめ
これでPythonの四則演算の解説は終わりです。
簡単ですよね。
ちなみに、計算の優先順位は通常の計算と同じです。
足し算や引き算より、掛け算や割り算を先に計算します。
計算式の中に丸括弧()が混ざっていると、そちらが優先して計算されます。
Pythonはライブラリをインストールすることで、他にも様々な計算をすることができます。
四則演算以外の計算については、また後ほど説明します。