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Hello, World!
ここからは自分のパソコンにPythonがインストールされていることを前提に話を進めます。
また、テキストエディタは自分の好きなモノを使っていただいて大丈夫です。
ちなみに私はEmacsを使っています。
プログラミング言語を最初に学ぶ時、一番最初に「Hello, World!」という文字を出力するのが決まりになっています。
そのルールに従って、まずはHello, World!を出力してみましょう。
print文(文字列)
print文のルールは簡単です。
printと書いて、後に続けて出力したい文字列を()と””(ダブルクォーテーション)または”(シングルクォーテーション)で囲みます。
説明するよりも実際に見た方が早いと思いますので、print文を書いてみます。
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print ("Hello, World!")
これを実行すれば、ダブルクォーテーションで囲んだ文字列が出力されます。
これを実行すると、Hello, World!と表示されます。
print文(数字)
次に、数字を出力してみましょう。
数字は、文字列と違って、ダブルクォーテーションやシングルクォーテーションで囲む必要がありません。
丸括弧で囲むだけです。
例えば、8888という数字を出力したければ、以下のように書きます。
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print (8888)
これを実行すれば、8888という数字が出力されます。
print文(文字列を繋げて出力する)
いくつかの文字列を繋げて出力したい場合は+記号で繋げます。
例えば、abcという文字列とdefという文字列を繋げて、abcdefという文字列を出力する場合は以下のように書きます。
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print ("abc" + "def")
これを実行すると、abcdefと出力されます。
print文(数字を繋げて出力する)
数字を繋げて出力する場合も同じです。
例えば、123と456という数字を繋げて123456という数字を出力する場合は、各数字をダブルクォーテーションで囲って以下のように書きます。
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print ("123" + "456")
これを実行すると123456と出力されます。
注意点は、ダブルクォーテーションで囲む必要があるということです。
もし、ダブルクォーテーションで囲まずに数字だけを+で繋げるとどうなるでしょう?
一度、試しにやってみて下さい。
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print (123 + 456)
これを実行すると579と出力されるはずです。
このようにダブルクォーテーションで囲まずに、数字と数字を+記号で繋げると、数字と数字の足し算と解釈され、123+456を計算した和が出力されるのです。
ダブルクォーテーションで囲むと文字列+文字列と解釈され、文字列を連結したものが出力されます。
文字と数字の連結はできない
それでは、文字と数字を+記号で繋げた場合はどうなるでしょう?
例えば、以下のようなものです。
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print (123 + "ワンツースリー")
これを実行するとどうなるでしょう?
一度、自分で確かめてみて下さい。
実行すると以下のようなエラーが出力されるはずです。
Traceback (most recent call last):
File "", line 1, in
TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
これは文字列と数字は+記号では連結できないという意味のエラーです。
Pythonでは文字列と数字は厳密に区別されており、+記号で連結することはできません。
+記号で連結できるのは、文字列と文字列または数字と数字に限られます。
このような場合は、数字をダブルクォーテーションで囲んで文字列にしてあげます。
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
print ("123" + "ワンツースリー")
これを実行すると、123ワンツースリーという文字列が出力されます。
まとめ
これがprint文です。
簡単ですよね。
print文を使えば、文字や数字を出力することができますし、Webサーバーでcgiファイルとして使う場合にはhtmlを出力することもできます。
まずは、色々な文字列や数字を出力して、print文に慣れましょう。