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クレカのコラム

債務整理後にクレジットカードを作る方法を徹底解説(各項目のスコアリングについて)Part2

クレカ発行のスコアリングシステム

前回の記事(債務整理後にクレジットカードを作る方法を徹底解説Part1)で申し込みからクレジットカードが発行されるまでの大まかな流れを説明しました。

今回は、それを踏まえた上で、具体的にどのようにすれば債務整理後でもクレジットカードを作る事ができるのかを詳しく説明していきます。

特に、最初の申込書のスコアリングの段階について今回は徹底的に詳しく解説します。

申込書の各項目が具体的にどのようにスコア付けされているのかを1つずつ説明していきます。

各項目がどのようにスコアリングされているのかを知る事で、そこを少しずつ改善していくことでスコアを上げる事ができますので、本気でクレジットカードを作りたいという人は、ぜひ最後まで読んでくださいね

債務整理後でも作れるクレジットカードの条件

まず、債務整理後に作る事が出来るクレジットカードというのは限られています

最初の1枚さえ作れれば、それを使って支払いをきちんと続けていく事で信用が高まり、別のクレジットカードも作れるようになります。

債務整理後にクレジットカードが発行される条件として考えられるのは以下のようなものです。

まず、第一に元多重債務者でもクレジットカードを発行できるという内規のあるクレジットカード会社であること

高い貸し倒れリスクを承知の上で、それでも、回収できるノウハウなどを持っているクレジットカード会社の場合、内規で元多重債務者でもクレカを発行できるとなっている場合があります。

このような会社の場合、債務整理後でもクレジットカードが発行される可能性があります。

反対に、元多重債務者にはクレカを発行しないという内規のある会社の場合には、クレジットカードが発行される可能性はゼロです。

次に、クレジットカードを発行しても貸し倒れのリスクが少ないこと

これは、前回説明したスコアリングのスコアのことです。スコアリングのスコアが足切りにかからなければ、クレジットカードが発行される可能性が出てきます。

特に、予測不可能な突然の出費にも耐えられる程度の財産があるかや、トラブルなく継続的に支払いをできるかが重視されます。

最後に、低俗性のクレジットカードであることです。

低俗性のクレジットカードというのは、窓口における簡易な審査のみによって、スコアリングスコアが低い場合で、かつ、足切りにかからない場合に発行されるクレジットカードのことです。

多くの場合、限度額が10万円くらいでキャッシング機能が付いていない物になります。

この3つの条件を満たした場合に債務整理後でもクレジットカードが発行される場合があります。

最初は限度額が低くても、クレジットカードを利用し、きちんと支払ったという実績を積み重ねていくことで信用が上がっていきますので、最初の1枚目が発行されることが重要です。

債務整理をした人やブラックリストに載った人がクレジットカードの発行を受けるためにできることは、とにかくスコアリングスコアのシステムを上げることです。

そこで、実際にどのような項目が審査され、どのような属性に高得点や低得点が割り振られているのかを、あくまで1つの事例ですが紹介していきたいと思います。

これから説明することを参考にして、できる限りスコアを上げる努力を積み重ねていくことで確実にスコアを上げることができ、クレジットカードの発行に近づく事が出来るでしょう。

それでは、1つずつ丁寧に解説していきます。

各項目のスコアリングを徹底解説

前回の記事(債務整理後にクレジットカードを作る方法を徹底解説Part1)で書いたように、まずクレジットカードの申込書を提出すると、それがパソコンに入力され、コンピュータによるスコアリングにかけられます。

ここで一定の点数以下だと足切りになり、その時点でアウトになりますのスコアリングは何よりも重要です。

スコアリングシステムの配点は、世界でNo.1のシェアを誇っているフェアアイザック社のスコアリングシステムであるFICOである程度公表されています。

フェアアイザック社のFICOによると以下のような配点が割り振られているようです。

  • 過去の支払い履歴:35%
  • 現在の借り入れ残高:30%
  • 与信取引の長さ:15%
  • 新規枠の打診:10%
  • 現在利用している与信取引形態:10%

これから申込書に記載される各項目について、どのようにスコアリングされているのか一般論としてご紹介します。

なお、具体的なスコアリングについては各社異なります。ただ、基本的な配点については大きな差は無いと思われますので、これを参考に自分のスコアが上がるように対策をしていきましょう。

氏名

個人信用情報機関への照会や自社情報の検索などに利用される最も基本的なデータです。

結婚や婿養子による氏の変更の可能性があるので、個人信用情報機関に全く利用記録の無い女性の場合は、特に本人確認書類などで念入りに調査される可能性が高いです。

年齢

クレジットカードの入会条件がある場合は、足切りになります。18歳以上または20歳以上という場合が多いです。

スコアに関しては、40代まで上昇を続けてピークを迎え、それ以降は下降していきます。

ちなみに、独身よりも配偶者のいる既婚者の方がスコアが高い傾向にあるようです。

固定電話、携帯電話、住所

金融業界の経験則として「連絡がとりにくい人間には金を貸すな」というルールがある。

もちろん、返済が滞った場合に回収が困難になる可能性が高いからです。

それが、スコアにも反映されていて、固定電話、携帯電話の両方のある人が最もスコアが高く、次に固定電話のみ、次に携帯電話のみ、最後に両方無しという順番になっています。

固定電話も携帯電話も無い人は、著しくスコアが低くなるので、致命傷となりクレジットカードは作れないでしょう。

ちなみに、住所に関しては、クレジットカード会社にもよるが、それほどスコアには大きく影響が無いようです。

居住年数

金融業会には「同じ場所に住んでいない人間には金を貸すな」というルールがある。

住む場所を転々としている人間というのは、何か問題やトラブルを抱えている場合が多いし、転々と住居を変えるのにはお金がかかるので、その分貸し倒れのリスクが高まるからである。

スコアでもそれが反映されており、居住年数が増えるにつれて、ややスコアが高くなっていく傾向がある。

ただし、他の項目に比べるとそれほど大きな差は開いていないので、3年以上定住していないとクレジットカードが作れないという噂は信じなくても大丈夫です。

職業

職業は、スコアリングで最も差が出る項目の1つです。

安定した収入という点から、最もスコアが高いのが公務員です。

自営業は、安定性に不安があるためスコアは低くなっています。

ただ、自営業でも弁護士、公認会計士、税理士、医師などは高いスコアが付けられています。

特に、弁護士は最も高いスコアが付けられています。

高収入という点や、資格の取得・喪失、懲戒処分などのあらゆる情報が官報で公布されるため、正確で信頼性の高い情報が得やすいからだと思われます。

派遣社員、パートなども比較的スコアが低く設定されており、主婦と年金生活者は極端に低いスコアが付けられています。

主婦と年金生活者は、よほどのクレジットヒストリーなどが無い限り、低俗性のクレジットカードしか作れない可能性が高いです。

主婦の場合は、働いている夫が持っているクレジットカードの家族カードを発行してもらうのが現実的だと思います。

住居の種類

住居の種類については、一般に自己所有の方が家族所有よりもスコアが高いと思われがちですが、家族所有の方が高いスコアになっていることが多いです。

理由は、家族所有の方が住宅ローンを直接に負担しなくてもよいので、可処分所得が多いと考えられることと、一緒に住んでいる親なり家族が万が一の際に代わりに支払ってくれる可能性が高い事が挙げられます。

自己所有の家があったとしても、多くの場合は抵当権が設定されていて、その家の担保価値としては、ほとんど無価値になっていることが多いからです。

スコアの高い方から低い方に並べると以下のようになります。

  1. 一戸建て(家族所有)
  2. 一戸建て(自己所有)
  3. マンション(自己所有)
  4. マンション(家族所有)
  5. 借家、賃貸アパート等

年収

年収は、スコアリングで最も重視される項目です。

低俗性のクレジットカードが発行される目安となる120万円くらいからスコアが急上昇します。

それ以降は、もちろん年収が高ければ高いほどスコアも高くなります。年収120万円以下だと致命傷となりクレジットカードの発行は難しいでしょう。

勤務会社の資本金と従業員規模

勤務会社の資本金と従業員の規模というのは、簡単に調べる事ができる項目で嘘をつくことができないため、意外と重視されている項目です。

資本金の額が大きく従業員数が多い会社ほど高いスコアが付けられています。

ただ、個人事業主で従業員が1人でもスコアは低いものの致命傷とはなりませんので、安心してください。

勤務年数

勤務年数が短いということは、職場を転々としているという可能性が高いため、返済能力が低いと考えられる。

3年以上の勤務年数からスコアが上昇していくので、最低でも3年、できれば5年以上の勤務年数は欲しいところです。

3年以下の勤務年数の場合、他の項目で高いスコアを出してカバーする必要があると思われます。

現在の借入状況

一般的には、借入は無い方がよいと思われているが必ずしもそうではありません。

むしろ、数百万円くらいの自動車などをローンで買って、数年間滞りなく返済しているという実績がある方がスコアは高くなります

お金を借りてもきちんと返済してくれる人だという信用が生まれるためです。

他方で、物品の購入ではない借金がある場合、致命傷となりクレジットカードを作れる可能性は低くなる。

簡単に言うと、サラ金(消費者金融)からの借入です。

サラ金から借りた金の使い道として考えられるのは、ギャンブル、生活費、借金の返済等です。

そのような状況の人がクレジットカードの返済をきちんとするとは思われないですよね。

おそらく、サラ金からの借り入れは完済していたとしても、マイナス要因になると思われるので、消費者金融の利用は絶対に避けなければなりません。

延滞履歴

個人信用情報機関や自社情報で調べられるローンやクレジットカードの延滞履歴は、致命的なスコア低下となります。

延滞すると最低でも2年間は致命的なスコア低下となるので、クレジットカードは作れないと思った方が良いでしょう。

注意しなければならないのは、たった1日でも延滞するだけで致命的なスコア低下になるということです。

したがって、ローンやクレジットカードの延滞は絶対に何が何でも避けるようにしましょう。

1日の延滞も許されないと思っておきましょう。

事故履歴

やはり事故履歴があると著しくスコアが低下します。

そして、注意しなければならないのは、 事故情報が個人信用情報機関に保存され る期間である約5年を超える期間が経過したとしても、スコアが低下していることです。

任意整理、特定調停、個人再生、自己破産などの債務整理をした人は、官報に掲載されるのですが、その情報を自社で収集していたり、その情報を収集している名簿屋などから情報を得ているものと思われます。

したがって、いわゆるブラックリストと言われる個人信用情報機関に掲載されている期間を過ぎたとしても、スコアは低下しています。

債務整理をした時から、年数が経てば経つほどスコアは回復していくので、できるだけ年数の経過を待つようにしましょう。

まとめ

以上が、スコアリングの対象となる主な項目です。

年齢など、自分の力ではどうしようもない項目もあるので、それ以外の項目で、できるだけスコアを上げる努力をして、最初のコンピュータによるスコアリングの段階で足切りされないようにすれば、クレジットカードを持てる可能性がぐんと高まります。

自分で何とかできる項目としては、以下のようなものがあります。

  1. 固定電話と携帯電話の両方を持つ
  2. できるだけ長く同じ住所に住み続ける
  3. できるだけ規模の大きな会社の正社員になる
  4. 必死で働いて年収を上げる
  5. 同じ会社に長く勤める
  6. ローンなどの借金は返済する(特にサラ金は直ちに完済する)
  7. ローンは絶対に1日も延滞せずに支払う

これらを1つずつ頑張って改善していくことで、スコアが上がっていくので、頑張りましょう。

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