
ハウスメーカーの営業マンを選ぶときははこの点に注意しよう
営業マンと言ってもいろいろですが、こと住宅の営業マンとなるとその付き合いは比較的長いものになります。
それだけに気持ちよく交渉を続けていくためにも、営業マン選びは住宅建築においての大切な要素になります。
いつも過酷な販売競争の矢面に立たされている営業マンだけに、それなりに訓練された辣腕とも言えるような「やり手営業マン」も多くいます。
そうした人達はまさに口八丁で、うっかりしているとつい口車に乗せられてしまい、後になって「こんな家を作りたかったわけじゃないのに・・・」と後悔する事になってしまいます。
相手のペースで商談が進められると、時にはユーザーにとって不利益が生じることもあります。
そうならないためにも、営業マンとの交渉に当たっては十分な注意が必要です。
とくに予算、モニター、キャンペーン、見積もり、工期、解約などについての営業マンの話には注意して臨まなければなりません。
これから営業マンの本音やスキルを見抜く方法をご紹介します。モデルハウスなどに足を運ぶ前に必ず一読しておいて下さいね(笑)
ここに注意すれば営業マンの”ウソ”は見抜ける
予算については営業マンが真っ先に聞いてくる点です。
この問いに対して口車に乗せられて絶対に正直に予算を伝えてはいけません。
なぜならハウスメーカーの坪単価には本体の建築費と設備工事費しか入っておらず、付帯工事費やその他の諸費用は含まれていません。
したがって、予算総額を告げてしまうと営業マンはそれをメインの工事費だけと受け止めて、その他の予算は別にかかってくることがあり、思ってた以上に高くつくことがよくあります。
予算を伝えるときは余裕を持って実際の額の80%ぐらいを伝えておくのが賢明です。
次に「モニターに当選されました」とか「キャンペーン期間などで特別割引がついています」などの話にも注意が必要です。
これらはいずれもユーザーにとって特別得になるものでなく、営業マンが客を釣るためのトークと考えればいいでしょう。
また、見積もり期限を口に出して契約を迫るのも要注意です。
見積期限などというものはメーカーが勝手に設定したもので、そんなものは少しも気にすることはありません。
次に「工期を早くします」というのも営業マンの常套句ですが、どんな場合でも家の建築には普通3~4ヶ月程度はかかります。
したがってそれ以上工期を早めるという場合は、工事に手を抜くことを意味することもあるのです。
最後に解約について営業マンはよく「必要なのは実費だけです」と言います。
でもこの実費が曲者なのです。
場合によってはとんでもない額が請求されることがありますから、口頭だけでなく、書面に金額を書いてもらうことが大切です。
とにかく住宅メーカーの営業マンは契約を急がせようとする傾向があります。まだ詳しい事は何も決まっていないので、「とりあえず契約していただいて、詳細はこれから詰めて行きましょう。」なんて事もよく言います。
絶対に納得いかない段階で契約はしないでください。いろいろ検討して疑問点などが解消され、納得がいってから契約をするようにしましょう。
営業マンに対して好印象を持ってしまったり、相手のペースで話を進められると相手のペースに飲まれて、納得してないのに契約してしまうことがあります。
