SEO技術を学べる情報リソースの紹介
SEO技術の情報源
SEO技術の進化は早いので、常に最新のSEO技術を学び続ける必要があります。
最新のSEO技術をキャッチアップするためにいくつかの情報源を持っておくと良いでしょう。
今回はSEO技術の質の高い最新情報を得ることができる情報源をいくつかご紹介します。
本気でSEO技術を身につけたいという人は、最低でもここに挙げた情報源はチェックしておくようにしましょう。
Googleの公式または非公式な発表
まずは当然ですがGoogleが発表する情報です。
Googleは公式サイトやSNSの公式アカウントをいくつか持っています。
Googleウェブマスター向け公式ブログ
まず、Googleウェブマスター向け公式ブログです。
https://webmaster-ja.googleblog.com/
Googleウェブマスター向け公式ブログでは、Googleがウェブマスターに向けて、Googleの検索エンジンにフリンドリーなサイトの作り方やGoogleの最新情報などを発信しています。
Googleのアルゴリズムアップデートが行われた時のアナウンスや順位が下落した時の対処法など、ウェブマスターにとって非常に有益な情報が発信されています。
ウェブマスター向けガイドライン
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines
ウェブマスター向けガイドラインでは、以下の3つの注意事項が発信されています。
- デザインとコンテンツに関するガイドライン
- 技術に関するガイドライン
- 品質に関するガイドライン
検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)
検索品質評価ガイドラインは、以前は非公開の情報でした。
Googleが外部のレイターと呼ばれる検索結果の品質をチェックする人に向けて作られたガイドラインです。
簡単に言うと、Googleがたくさんのアルバイトさんを雇って、検索結果が正しく表示されているかチェックさせているのです。
その時に、アルバイトさんにマニュアルが渡されて、そこに書かれている基準に従ってサイトを評価していくように指示しているのです。
そのアルバイトさんに渡されていた極秘の書類が検索品質ガイドラインです。
その極秘文書がある時、どこかから漏れてしまって、一般の人の目にも触れるようになってしまいました。
どうせ、隠しててもいつかバレるということで、Googleはその文書を公開するようになりました。
残念ながらこの文書は英語版しか存在しておらず、英語が読めない人にはかなり難解な文書になっております。
Googleがサイトを評価する時の基準に使っている文書なので非常に有益な事が書かれています。ぜひ頑張って自動翻訳を使うなどして一通り目を通すようにしましょう。
Googleウェブマスター
https://www.google.com/intl/ja_jp/webmasters/
Googleウェブマスターは、サイト運営の初心者向けに、とても分かりやすくGoogleに評価されやすいWebサイトの作り方を説明しています。
たくさんの情報が整理されていて、順番に学習していけるようになっているので、サイト運営を始めたばかりの初心者やSEOを一から学習し直したいと言う人におすすめの内容になっています。
サーチクオリティチームのメンバーなどのSNSアカウント
GoogleのサーチクオリティチームのメンバーやSEOスペシャリストなどのSNSアカウントをフォローするのもおすすめです。
例えば、ダニー・サリバン(Danny Sullivan)というSEOエキスパートがいます。
彼はアドバイザーとしてGoogleに正式に認定されています。
彼の発信する情報は非常に役立ちますので、こういうSNSアカウントを見つけてフォローしておくと良いです。
Danny SullivanのTwitterアカウント
Googleの特許情報
Googleは新しい検索技術をどんどん開発しており、それを特許として登録しています。
特許として登録された技術は、以下のサイトで検索する事ができ、誰でもその内容を確認する事ができます。
もちろん特許登録されたからと言って、全ての技術がグーグルの検索エンジンに採用される訳ではありませんが、Googleが検索エンジンで実現しようとしている事の推測には役立ちます。
技術的な内容が多いので一般人には理解するのが難しいかもしれませんが、余裕があれば特許技術についても研究すると良いでしょう。
海外でのカンファレンスなど
海外、特にアメリカでは検索エンジンマーケティングが非常に盛んで、SEO、WEBマーケティングなどのカンファレンスがよく開催されています。
カンファレンスでは、基調講演にGoogleや Microsoftなどの検索エンジンの開発者が登壇してスピーチする事があります。
他にも世界中のSEOエキスパートなどが参加して、最新のSEO情報などを発表したりしています。
アメリカのSEO技術は日本より1年くらい進んでいると言われており、まだ日本では普及していない情報を取得できることもあります。
主要なカンファレンスとしては、SMX(Search Marketing Expo)、PUBCONなどがあります。
SEOだけではなく、今は絶対に外す事のできないSNSマーケティングのカンファレンスなども開催されています。
Googleがアメリカの企業であることから、本気でSEOを学ぶならアメリカで開催されているカンファレンスに参加することはとても有益です。
その他の情報源
Googleが発信している情報意外にも、役立つ情報源はたくさんあります。
海外のニュースサイトなど
海外のWebサイトでは、海外のSEOスペシャリストなどが、最新のSEO情報を発信しています。
英語での情報は、日本語に比べて圧倒的に多いので、英語の読み書きができるのであれば、海外のニュースサイトなどからも情報を収集できるため非常に有利になります。
SEOに関する有名なニュースサイトは、Search Engine Land、Search Engine Journal、Search Engin Watchなどがあります。
ややブラックハットな手法が多くなりますがBlack Hat Worldなども参考になる情報が時々あります。
Search Engine Land
最先端のSEO技術を学ぶのであれば、英語の読み書きができることは必須です。もし、本気でSEOやWebマーケティングの勉強をしていこうと思うのであれば、英語の勉強も同時にスタートすることをおすすめします。
国内のSEOセミナー
最近では減りましたが、国内でもSEOで活躍している人が開催するセミナーが時々あります。
相対的に海外で開催されているカンファレンスなどに比べると、質が低いものが多いです。
ただ、数は少ないものの日本でも本物のSEOエキスパートがいますので、そういう人が開催するSEOセミナーでは有益な情報を得ることができます。
有料でやや高額のセミナーになる事が多いですが、国内でSEO情報を収集できる数少ない機会ですので、本当に信頼できるSEOエキスパートのセミナーであれば参加することをおすすめします。
本やDVD
市販されている本やDVDでも基本的なSEO技術を学ぶ事ができます。
ただ、残念ながらそれほど質の高いものはありませんので、ある程度のレベル以上の情報を取得することはできないと思った方がいいです。
自分のサイトでの実験・結果
今まで紹介してきた情報は全て2次情報になります。
一番、役に立つSEO情報というのは、自分で複数のサイトを運営し、それをテストを使って検証することです。
また、ライバルサイトをベンチマークして定点観測することも役立ちます。
これらの実験・検証で得られる情報は生の1次情報であり、もっとも役に立つ情報源となります。
本気で、SEO技術を学ぶのであれば、自分のサイトを使ったテストと検証を繰り返し、1次情報を取得し続ける事が不可欠となります。