パナホーム(Pana Home)の基本的な情報
パナホーム(Pana Home)は2017年8月1日付けでパナソニックの完全子会社となりました。また、以前は東証1部に上場していたのですが、2017年9月27日付けで上場廃止となります。
オール電化の住宅を主力商品としていたハウスメーカーですが、パナソニックが完全子会社化して本気で住宅市場に乗り出すことを決めたことから、今後はよりパナソニックの有する技術力を活かして、よりオール電化などなどに強みを発揮できるでしょう。
建築工法としては制震鉄骨軸組構造(HS構法)、重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)、大型パネル構造(F構法)という3つの構法を採用しています。
各ハウスメーカーが独自の構法名を付けていますが、基本的には積水ハウスやヘーベルハウスなどと同じ鉄骨系のハウスメーカーです。
ただし、2016年8月22日より首都圏限定で木造住宅(オープン工法)の「artim(アーティム)」の販売もスタートしています。
パナホームは90cmモジュールを基本にしつつ、サイズの小さい15cmのサブモジュール(狭小地パネル)を併用することで限られた敷地の中で最大限に空間を活用することができるようにしています。
このことで隣の境界線ギリギリのいわゆる狭小地と言われる土地でも、敷地空間を最大限に活用して住宅を建てることができます。
パナソニックの完全子会社であるという強みがあるため家電や調理器具をパナソニックに統一してビルトインで建てる場合にはメリットが多いでしょう。
パナソニックというブランドが好きという人であれば理想のハウスメーカーと言えるかもしれません。
施工技術については、一般的に直営系列の施工会社は技術レベルが高く質のいい住宅が建てられているようです。
他方で、直営系列ではない協業会社や代理店の場合には技術レベルが低く出来上がりの質が低いという場合もあるので注意が必要です。
※パナホームはパナソニックの完全子会社となることに伴って、2018年4月から社名とブランドを「パナソニックホームズ」に変更する事になりました。
パナソニックは住宅分野を今後の成長の柱としています。東南アジアなどを中心に海外で知名度の高いパナソニックのブランドを有効活用するための施策の1つでしょう。(2018年12月28日追記)
パナホーム(Pana Home)の住宅商品一覧
パナホームは、平屋から9階建ての家や二世帯住宅まで幅広く商品をラインナップしていますが、他の大手ハウスメーカーに比べるとまだまだ商品数が少ない感じがします。
今までは鉄骨住宅のみを扱っていたのですが、2016年8月から首都圏限定で木造住宅の販売を始めているので、今後徐々に商品ラインナップが増えて選べるデザインが増えていく可能性があります。
平屋・2階建て
- CASART PREMIUM(カサートプレミアム)
- CASART(カサート)
3階建て
- Vieuno3E/S(ビューノ3E/S)
- Vieuno(ビューノ)
- Tre Gran(トレ・グラン)
- Lind(リンド)
- Lind Huvudstad(リンド・ヒューブスタッド)
コンセプト商品(暮らしアイデア)
- 共働き家族用(CASART Share Days)
- 子育て用(Kodo Motto)
- エコ住宅(ECO CORDISII)
- 二世帯住宅(つどいえ)
- ペットと共に暮らす家(widh pet)
- 首都圏限定木造住宅(artime)
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