積水ハウス
積水ハウスは日本国内での戸建の注文住宅の販売数がNo.1の大手ハウスメーカー(住宅メーカー)です。
売上高も2017年1月期の決算において2兆円を突破しました。売上高で見ると3兆円以上の売上のある大和ハウスに次いで2位の規模になっています。
国内にはたくさんのハウスマーカーがありますが、大和ハウスと積水ハウスの2社が他の住宅メーカーを引き離しており、断トツのシェアを持っています。
家をハウスメーカーで建てることを検討している人であれば、積水ハウスは必ず候補に上がると言ってもいいような存在です。
年間の販売戸数は約2万戸を超えています。この数は戸建住宅全体の約5%くらいのシェアです。
戸建住宅は、全国にあるたくさんの工務店がシェアを奪い合っていますので、ハウスメーカーでトップの積水ハウスでもこの程度の割合に収まってます。
平均販売価格は約3030万円で、平均坪単価が約70万円となっています。価格帯としては坪単価50万円台から80万円台まで幅広く揃っています。
積水ハウスは鉄骨構法と木造構法の両方を扱っているため、どちらの構法を採用するかで坪単価が変わりますので注意が必要です。
木造住宅の商品であるシャーウッドの販売数は鉄骨に比べて半分以下の数字なので、現場の工事担当者の経験が少なく鉄骨に比べて対応レベルが低いという評価があるため注意が必要です。
比較されるハウスメーカーとしては、鉄骨だとヘーベルハウスです。お互いにライバル意識を持って優位性をアピールしています。
木造のシャーウッドは高断熱・高気密をウリにしていますので、三井ホームや住友林業が比較対象になるでしょう。
ただ先ほども書いたように、木造住宅は鉄骨に比べて販売戸数が大幅に少ないため様々な点で少しレベルが低くなる懸念があります。
積水ハウスを選ぶのであれば鉄骨にし、木造にするのであれば別の木造を強みにしているハウスメーカーを選ぶのが無難かもしれません。
最後に注意点です。
積水ハウスは戸建住宅の販売数が国内1位のハウスメーカーですので、現場監督である工事担当者が同時にたくさんの現場を任されています。
たくさんの家の建築の監督を同時に任されていることになりますので、悪く言えば、1つずつの現場の管理・監督が甘くなりやすいです。
ちなみに、積水ハウスで契約したとしても、実際に工事をするのは子会社の積和不動産という会社です。
積水ハウスの商品一覧
積水ハウスは木造構法のシャーウッドが有名ですが、鉄骨構法も採用しています。
積水ハウスは戸建の住宅だけでなく分譲マンションや賃貸住宅も展開しています。
主な商品ラインナップは以下のようになっています。
1,2階建て鉄骨工法
- IS(イズ)シリーズ
- Beシリーズ
- 平屋住宅
木造工法(シャーウッド)
- Gravisシリーズ
3,4階建て住宅
- BIENAビエナ(鉄骨構法)
- Maxioマキシオ(木造構法)
- BEREO PLUSベレオプラス(二世帯住宅や賃貸・店舗との併用)
ゼロエネルギー住宅
- グリーンファーストゼロシリーズ
分譲マンション
- グランドメゾン
賃貸住宅
- シャーメゾン
積水ハウスの看板商品となっている木造戸建のシャーウッドは省エネ性能と耐久性の高さで定評があります。
特殊な繊維セメント板を外壁に使ったり、高断熱の床材を使うなど、断熱効果が高い住宅になっているため電気代を大幅に削減することができます。
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