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読書・書評

稼ぐが勝ち 堀江貴文

2011年11月25日

稼ぐが勝ち

稼ぐが勝ち

稼ぐが勝ち

本を電子化してクラウドに保存、iPadとiPhoneで読むというスタイルを取り入れてから、今まで一回だけ読んで本棚の奥で眠っていた本も読むようになった。

クラウド+iPad,iPhoneの場合、本を探したり取りにいく手間がないから、ほんとに手軽に本を読めるようになる。ちょっとの手間だけど、これが想像を絶するほどの違いがある。

論語の冒頭にもこう書いてある。

「子曰 学而時習之 不亦説乎」

本でも映画でもそうだけど、同じ本を何回読んでも、同じ映画を何回見ても、自分が以前より成長していれば新たな発見がある。

今まで読み飛ばしていた所が急にストンと肚に落ちたり、今までと同じ部分でもさらに理解が深まることがあって楽しい。

人間って、何らかの行動をして経験を積んで、壁にぶつかって、その解決法を必死に考えているという正にそのタイミングで、その解法を提示された時に、知識が自分の脳に浸透するんだと思う。

したがって、書籍を電子化してクラウドに保存するということの最大のメリットは、あまり注目していなかったような本でも繰り返し読むようになるということです。

ところで昨日、ホリエモンの「稼ぐが勝ち」っていう本を久しぶりに読んだわけですけど、目の前の霧がぱーっと晴れた気分になりました。

その部分を一部引用。

「商売とはものを売って金を儲けることである。...ものを売るためには営業をしなくてはいけません。...営業がすべてなのです。...たとえできの悪い商品でも営業に行けば確実に売れるのです。」
「営業する力さえあれば、どこからか商品を仕入れてきて、利ざやを乗っけて売ればいいだけ。...それを10億、20億とやれば上場できる。」

今のインターネットが社会の中心軸になっている時代では、ショッピングサイトを作って何かものを売ればいいということになるでしょう

営業というのはトラフィックに置き換えることができる。

これ自分の経験でも実感できる。実際にできるかどうかは別にして、今やっていることを素早く大きく水平展開していけば、もっと売り上げを伸ばせるだろうなと思う。

「売れるもの」「アクセスの集め方」「売る方法」の3つの情報・技術があれば確実に拡大できるはず。

ショッピングサイトの場合の具体的な技術としてはSEO、PPC、LPOになるのでしょう。

とにかくシンプルに考えることが大事。シンプルに安く仕入れて利益を乗せて売る。

商社なんてそれを極大化しただけの会社。商社っていう言葉からは立派な感じがするけど、実はやってることはそれだけ。

アインシュタインの相対性理論もシンプル。

「E=mc²」

詳しいことは知らないけど、この式だけでだいたいの物理法則を説明できるらしい。

よく考えてみると商売って実はすごくシンプルなんだけど、自分のここ2,3年の過去を振り返ってみるとなんか難しく考えてしまって、どうでもいい小難しい事に時間を浪費していることが多かった。

その理由を自分なりに考えてみると、どこかで高邁な理想というか志というのを考えていて、それを実現しようとして複雑なことを考えすぎていたのかなと感じる。

でも、それは事業家の仕事であって、商売人の仕事ではないということではないだろうか。つまり、自分が目指しているのが事業家なのか商売人なのかを明確にすることが大切なのです。

社会の構造を根本的に変えるような事を為すのが事業家であり、とにかく利益を出すのが商売人。

こう定義付けすると、何となく商売人って日本的道徳観からすると格好悪いということになりそうだけど、実は日本の大企業なんて99.9%が商売人ですよ。

しかも、商売人が世の中を便利で楽しくしているわけですよ。商売が無かったらまともな生活すらできません

仮に、事業家を目指すとしても資金が必要になるわけで、歴史上の事業家の多くが優秀な商売人であったんだと思う。

商売人として利益を出して、ある程度の資金が出来た段階で事業家に転身するというのがいいのだろう。

大切な事は限りなくシンプルにシンプルにすること。

なかなか面白い本なのでおすすめです。

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