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日記

「転職の面接」で必ず聞かれる質問集5つと模範解答例

2019年3月7日

文字実
この記事は、株式会社シグマ・デザイン社長の文字実が執筆しました。

今回は、転職の面接でよく聞かれる質問とその答え方を具体例を交えながら解説します。

どこの企業でも転職する際の面接で聞かれる質問は5つあります。

表現は違ったとしても、本質的に聞かれていることは同じなので、この5つの質問は必ず事前に準備しておきましょう。

  • これまでにどんな仕事をしてきたか?(職歴)
  • 前の会社を辞めた理由(退職理由)
  • 当社を希望する理由(応募動機、志望理由)
  • 将来のビジョン
  • 長所と短所

職歴については、「自己紹介して下さい。」と言われることもありますが、要するに聞かれていることは同じです。

質問の表現は異なりますが、この5つのどれかを聞かれていることが多いので、注意深く質問を聞きましょう。

それでは、1つずつ回答の方法を詳しく説明していきます。

回答を準備する時の基本的な考え方

先ほどの5つの質問に対する回答を準備する時の基本的な考え方は、以下の3つです。

  • 自分の将来のビジョン
  • 自分の長所・アピールポイント
  • 企業のニーズ

前の「転職の面接」が成功するかは事前の準備で9割決まるの記事を読んだ方ならもうお分かりですね。

まだ読んでいないという人は、転職の面接を突破するための準備の仕方が詳しく書いてありますのでぜひ読んでみて下さいね。

改めて簡単に言うと、自分の将来のビジョンをベースにして、自分のアピールポイントと企業のニーズのマッチする部分を中心に答えをまとめることが大事です。

自分の言葉でオリジナリティのある回答を用意する

面接の質問に対する完璧な模範解答というものはありません。

人によって、最適な答えというのは違いますので、必ず自分の言葉で、オリジナリティのある回答を準備するようにしましょう

よくあるテンプレート化された回答例を少しアレンジしたような、どこにでもある答えを言ったのでは面接を突破するのは難しいということを頭に入れておきましょう。

どこにでもあるような回答では、面接官の印象に残らないし、心に刺さらないのです。

また、準備しておいた答えの丸暗記もやめましょう。

実際の面接の現場では、お互いの会話の流れで、どんどん質問の内容が変化していきますので、丸暗記した回答では対応することができません。

必ず、準備しておいた基本的な部分をベースにして、その時々の質問に対応したふさわしい回答を臨機応変に答えるようにしましょう

これまでにどんな仕事をしてきたか?(職歴)

これはストレートに、職歴を聞かれる場合もあれば、「自己紹介をして下さい。」と言われる場合もあります。

聞き方は違うかもしれませんが、面接の最初に聞かれることが多い質問です。

中途採用の面接では、新卒採用の面接と異なり、必ず企業には求める人材像というのが具体的に決まっています。

「この部署で、このポジションで、こんな仕事をして欲しい。」というのが決まっている事が多いのです。

したがって、面接で企業の採用担当者が最も知りたいのは、応募者が自分たちの求める人材像にどれだけ近いのかという事です。

応募者が、今までにどんな仕事をしてきて、具体的にどんな仕事ができるのかというのを知りたがっているのです。

職歴や自己紹介の質問の真の意図は、「あなたは今までにどんな仕事をしてきて、当社では、具体的にどんな仕事をする事ができますか?」という事です。

答える内容としては、自分のアピールできるポイントと企業が欲しいと思っている人材像のマッチした部分を中心に組み立てていく事になります。

いくら自分に素晴らしいキャリアや誇れる実績があったとしても、企業のニーズとマッチしていない場合には、それをアピールしても意味がありませんので、注意して下さい。

仕事の内容は具体的に語る

職歴は、形式的に答えるのではなく、応募企業のニーズにマッチした部分は、より具体的な仕事内容まで話すようにしましょう。

コツは、具体的な数字や自分なりのエピソードを織り交ぜて語る事です。

例えば、事務職に応募する場合、「◯◯年から◯◯年までA社で事務職として働き、営業部のスタッフが効率よく業務を行えるように、迅速な連絡を行ったり、書類の整理をしてきました。それにより営業スタッフの1日あたりの訪問件数を1件でも増やす事に成功しました。・・・」

特に応募企業のニーズにマッチした部分については、細かく丁寧に具体的なエピソードを織り交ぜて自分の言葉で語るようにしましょう。

ダメな応答例

抽象的な言葉や精神論を語るのはあまり意味がありません。

例えば、「前職では、A社でトラックのセールスドライバーの仕事をしておりました。1件でも多く顧客を獲得するために、できるだけ多く飛び込みの営業をし頑張ってまいりました。大変な仕事でしたが、やりがいのある仕事だったので一生懸命頑張りました。」などです。

内容が抽象的で精神論が多いので、面接官としては、具体的なイメージを持つ事ができず、その他大勢の中の1人という薄い印象で終わってしまいます。

前の会社を辞めた理由(退職理由)

退職理由について質問する意図は、「前の会社で何か問題があって辞めたのではないか?」や「またすぐに辞めてしまうのではないか?」という事を確認するためです。

退職理由については、事前に準備してある自分の将来のビジョンに基づいて、前向きな理由で答えるようにしましょう

注意しなければならないのは、そのビジョンが前の会社では実現できなかった事なのかを確認する事です。

答えた時に、「それは、前の会社でも実現できる事なのでは?」と質問される可能性があるからです。

自分の将来のビジョンがあって、それを実現するためには、前の会社では難しく、今回の転職で実現する事ができるということをアピールするのです。

例えば、「前職では、個人営業の業務に取り組んでいて、個人営業に関するスキルは身につけたが、今後は、もっと幅広く法人営業にも取り組んでいきたいので、転職を決意した。」などの流れにしましょう。

前の会社でやれることは全部やったというのを前提にすること

自分の将来のビジョンの実現のために、前の会社でやれることは全部やったということを前提に、「これから◯◯という仕事をしていきたいので退職した。」「これまでの経験を◯◯の分野に生かしていきたいから転職を決意した。」とするようにしましょう。

前の会社や前職の上司の悪口は言わないように

退職理由が、例え前の会社への不満や前職の上司の不満だったとしても、それを素直に言うのは絶対にやめましょう

例えば「前職の上司と相性が合いませんでした。」や「前の会社は残業が多く、休日出勤も多かったため精神的に参って辞めました。」などと言うのはNGです。

基本的に、面接官は同情してくれませんし、「それはあなたに問題があったのでは?」と思われてしまう可能性があります。

また、上司とのトラブルや多少の勤務条件の不満はどこの会社でもあるものです。

それを理由にしてしまうと、「うちの会社もすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまいます。

病気やケガを退職理由にするのはできるだけ避ける

仮に前職の退職理由が病気やケガだったとしても、それを素直に言うのはあまり良い印象を与えません

ケガの場合は、完治していればまだいいのですが、病気の場合には「また、病気が再発してしまうのでは?」という不安を与えてしまいます。

多少、強引にでも前向きな退職理由を作るようにしましょう。

どうしても、ケガや病気の話をしなければならないのであれば、今は、完治していて、今後も全く問題ないと医師に言われているなどの客観的な証明も付けて説明するようにしましょう。

当社を希望する理由(応募動機、志望理由)

応募動機や志望理由を聞かれた時に、注意しなければならないのは、「その企業が好きだから」と言うだけの理由にしない事です。

もちろん、その企業やその企業の製品が大好きで応募したというのは立派な志望理由ですし、一定の評価は得られるでしょう。

ただ、それだけでは志望理由としては弱いのです。

企業側が知りたいのは、あくまで「応募者が自分たちの会社のニーズに合っているか?」という事なのです。

したがって、志望理由について質問された場合には、「自分がいかに企業のニーズに合った人材なのか」という事を中心に答えなければなりません

ここまで読んだ人であれば、企業のニーズを徹底的に調べることの重要性は、既に分かっているでしょうし、ある程度調べてあると思います。

自分の長所やアピールポイントが、その企業のニーズにマッチするということ答えていけばいいのです。

「これまでの職歴で◯◯という経験を積んできて、◯◯という実績がある。それを御社で活かす事ができます。」という流れで答えていきましょう。

応募企業が好き、応募企業の商品が好きという場合には、「御社や御社の製品を大好きな自分だからこそ、◯◯という貢献ができる。」という事まで話せればOKです。

企業の安定性や将来性を志望理由にはしないこと

志望理由として、その企業の安定性や将来性を理由にするのはやめましょう。

それらをストレートに志望理由にしてしまうと、「この人は、会社に依存する人で、自ら主体的に動くような人ではないのかも?」と思われてしまいます

現実問題として、応募企業を選ぶ段階では、安定性や将来性は非常に重要な要素なのですが、できるだけ志望理由としては、語らないようにしましょう。

将来のビジョン

「5年後、10年後、あなたはどんな仕事をしたいですか?」や「あなたの将来のビジョンを教えて下さい。」と質問される事があります。

この質問に明確に答えられた人は、面接官の印象に強く残ると言われているくらい大事な質問です。

それだけ答えるのが難しい質問なのですが、事前に自分の将来のビジョンをじっくり考えている場合にはうまく答えられるでしょう。

面接官は、この質問をする事で、応募者の仕事への意欲や取り組む姿勢を見定める事ができ、給料や勤務条件だけで応募企業を選んでいないかをチェックしたいのです。

ここでも、志望理由と同じように、自分の将来のビジョンと企業の将来のビジョンはできるだけマッチさせるようにしましょう。

例えば、応募企業が急成長中のベンチャー企業で、まだまだ成長を目指すというビジョンを掲げているのに、自分はワークライフバランスを重視して安定を求めるという場合には、うまくいかないでしょう。

独立や他部署への異動を将来のビジョンにするのはNG

自分の本当の将来のビジョンが独立開業や他部署への異動であったとしても、それを素直に言うのは絶対にやめましょう

特に「5年後に独立開業する。」というビジョンがあるなど言ったら、5年後には辞めるという事なので、確実にアウトになります。

また他部署への異動希望もできれば、面接の段階では控えましょう。

中途採用の面接では、◯◯の部署に配属する人材が欲しいというように、明確に欲しい人材が決まっているため、面接の段階で異動希望をされると「この人は今回は必要無い人だ。」と思われてしまうからです。

長所と短所

企業は面接で、「応募者が望んでいる仕事をきちんとやってくれる人かどうか」をチェックすると同時に、「どのように仕事に取り組む人なのか?」という応募者の人間性も知りたいのです。

したがって、転職の面接では、必ず長所と短所を質問されますが、その質問には、必ず仕事に絡んだものを答えるようにしましょう。

私生活での長所や短所を答え、仕事とは直接関係のないことを答えてしまう人がいますが、それは意味がありません。

長所については、前職の上司など第三者から言われた、客観的な意見を盛り込むと答えやすいです。

また、できるだけ具体的なエピソードにして答えるようにしましょう。

短所については、できるだけストレートに言うのはやめましょう。コツとしては、長所の裏返しになる事を短所にしてしまう事です。

例えば、「仕事は妥協せずに一切手を抜かずに取り組む事ができる。」と言うのが長所だった場合、その裏返しとして、「時々、同僚や部下にも自分と同じ事を求めてしまって厳しくあたってしまう事がある。」というのを短所にすると良いでしょう。

さらに、「それを直すために、◯◯という努力をしている。」という事まで語るようにしましょう。

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