本ページは、アフィリエイト広告が含まれています。

デジタルガジェット

iPadをメインマシンとしてWEBサイトを作成・更新できるか?

2017年7月20日

文字実
この記事は、株式会社シグマ・デザイン社長の文字実が執筆しました。

私はiPadが大好きなのでもちろんiPad Proの2017年モデルも買いました。

ちょっと意外に思われるかもしれませんが、サイズは10.5インチではなくて12.9インチを買いました。

以前は9.7インチのiPadを使っていたのですが、Apple Pencilが出てからは、完全にiPadがデジタル教科書、デジタルノートと化してしまって、線を引いたり書き込みをしながら本を読んだり、勉強をしたりするのにほとんどiPadしか使わなくなりました。

紙の本とかノートを使うことが本当になくなって、限りなく100%に近いくらいペーパーレスを実現することができています。

単に本を読むとかウェブサイトを見るとか映画を見るとかビューアとして使うだけなら9.7インチとか10.5インチでも十分なんですけど、デジタル教科書、デジタルノートとして使うとか、何らかの作業をするとなると断然12.9インチが使いやすいです。

特にスプリットビューを使った時に12.9インチの恩恵を受けることができます。

新しいiPad Pro 12.9インチを使ってみて感じるのはiPadをメインマシンとして使えるようになってきているということです。

2017年がMacBookとかノートPCが本格的に消えていくスタートになるような気がします。

iOS11ではファイラーアプリのFilesが実装されるらしいので、iOS11が使えるようになる2017年の秋が楽しみです。

本格的にiPad Proをメインマシンとして使っていくために、ウェブサイト(ホームページ)の制作、更新、管理をできるだけiPad Proでやってみようと考えて試行錯誤しています。

いろいろやり方を考えたのですが、現状でかなり満足できる環境が整ってきたので、私なりのやり方を紹介させていただきますので、興味のある人は参考にして下さい。

結論から言うと、iPad Pro、Smart Keyboard、Apple Pencilといくつかのアプリがあれば、iPad Proはウェブサイトを制作するためのメインマシンになります。

私の場合、iPadだけでサイトを制作したり更新したりするわけではなくて、メインで使っているiMacやサブマシンとして使っているMacBook Proも使っているので、ローカルのデータの整合性を取るためにそれらのマシンでローカルデータを共有する必要があります。

iPadを使う前はiMacとMacBook Proだけだったので、いろんなデータを入れているAppleのAirMac Time Cupsuleにデータを保存してそこに両方のマシンからアクセスしていました。

具体的に言うとソフトはDreamweaverを使っているので、ローカルサイトフォルダーをAirMac Time Cupsuleのそれぞれのフォルダに設定していました。

iPadで使うhtmlエディタは1,200円で販売されているTextasticというアプリを使っているのですが、そのアプリからは残念ながらAirMac Time Cupsuleに接続できませんので(もしかしたらできるのかもしれませんが、私はやり方が分かりません)、そのやり方ではローカルデータをiPadで共有することができません。

となると、iPadでローカルデータを変更した場合にその続きの作業を別のiMacなどでやろうとするとかなりめんどくさいことになってしまいます。

なので別の方法を取らないといけないのですが、幸いにもTextasticはデフォルトでiCloudをローカルデータに設定することができるようになっているのでそれを使ってやってみることにしました。

iCloudは無料だと5Gまでしか使えなくて全然足りないので、月額130円を払って50Gに容量を増やしました。

月額130円で50G使えて、ウェブサイトのローカルデータをiPadを含めた複数マシンで共有できるのだったら安いと思います。

容量を増やしたところで、AirMac Time Cupsuleに保存していたサイトのデータを全部iCloudのTextasticのフォルダーに全部移しました。

そしてiMacとMacBook ProのDreamweaverのローカルフォルダも全部iCloudの方に変更しました。

これでiCloudをウェブサイトのローカルデータの保存場所としてiMac、MacBook Pro、iPad Proの全てで共有することができましたので、どのマシンからデータを変更しても全てのマシンに反映されます。

Textasticは(S)FTP接続にも対応していますのでhtmlやcssを変更した後で、サーバーにアップロードすることもできますし反対にダウンロードすることもできます。

これでかなり快適にiPad Proだけでもウェブサイトの制作、更新、管理ができます。

今、この記事を読んでいてiPadでウェブサイトを作ってやろうと考えているような人にはFTPの設定とかアプリの細かい使い方の説明なんて要らないと思うのでそういう細かい事はあえて省略させていただきます。

また、私はPythonをメインに使っていますが、iPadでPythonを書く時はPythonistaというアプリを使っています。

iOS11でファイラーアプリが実装されればPythonistaで作ったスクリプトも簡単に連携させることができそうなので、そうなるとiPadだけでも本格的なWEBサイトの開発もできるようになりそうです。

ProcreateとApple Pencilでイラストとかを描いて、Pythonistaでスクリプトを作って、Textasticでhtmlとかcssをコーディングして、ファイラーアプリでそれらのデータを管理できるなんて事になれば、楽しくてiPadがますます手放せなくなるし、完全にメインマシンとして使えますよね。

むしろApple Pencilが使える事を考えるとiMacやMacBook ProなんかよりもiPad Proの方が優れているかもしれません。

これからiOS用のアプリがどんどん充実してくるでしょうし、たぶんタブレットがノートPCに完全に取って代わるという時代があと数年で来るような予感がします。

iCloudって今まで全然使ってなかったけど、めちゃくちゃ便利ですね。

iCloudをローカルデータの置き場所にしている事になってますけど、本当は全然ローカルじゃなくてどこかの遠いサーバーに保存されているんですよね。

なのに本当に自分のパソコンとかiPadにデータがあるように超高速にアクセスできます。

ちなみにTextasticはiPadだけでなくiPhoneでも利用できるので、Bluetoothキーボードを持ち歩けばiPhoneでもホームページを作ったり更新することができます。

-デジタルガジェット
-,

Copyright© シグマデザイン社長のブログ , 2024 All Rights Reserved.