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旅行

鈴木鎮一記念館〜星野リゾート「界 松本」の感想

2013年6月25日

先月、生まれて初めて松本市に行ってきました。

目的は、鈴木鎮一記念館を訪れる事。

鈴木鎮一記念館というのはスズキメソードの創始者である鈴木鎮一先生が実際に住まわれていた家を松本市が買い上げて記念館として保存・管理しているものです。

正確に言うと管理は松本市からの委託を受けてスズキメソードがしているそうです。

松本はサイトウ・キネン・フェスティバルが開催されていて「音楽の町」として有名で、景観も美しい町だと聞いてたので一度行ってみたいと強い思いを持っていました。

高速のパーキングエリアから見える山の頂きには雪がまだ残っていて、自然の雄大さを感じる事ができました。

松本市の山頂に雪が残っている山々 高速のパーキングエリアから撮影

僕が住んでいる京都も山に囲まれていて似ているとも思えるけど、山の高さが全く比にならないので同じように山に囲まれている町でも感じ方は全く異なります。

何とも言えないような自然のエネルギーを感じられて、ちっぽけな悩みが消えていく感覚になりました。こういう環境だからこそ、そこに住む人たちの音楽の感性が磨かれているんでしょう。

その日の宿泊は前から少し気になっていた星野リゾートの「界 松本」にしました。

今年からアメックスのプラチナ特典で星野リゾートに泊まると1人分の料金が無料になるというのがあって、それも理由の1つ。

この特典はけっこういんだけど、めんどくさいのがコンシェルジュに頼めないこと。

専用のURLにアクセスしてそこから自分で申し込みをしないといけないのです。

しかも、その予約システムがしょぼくて全然使えない。

星野リゾート「界 松本」に宿泊した感想はごく普通。もし、アメックスの特典で1人分が無料にならなければ、もう一度行こうとは思わないかもしれない。

毎日エントランスホールで開催されているミニコンサートを楽しみにしてたんだけど、それがいまいち。

ホールがコンサートホールみたいな造りになっていて音響とかは良かったけど、それ以外は何も感じるものが無かった。

「音楽の街 松本」って事で期待し過ぎていてそのギャップが大きかっただけで、そういうものを知らなかったらもっと良かったと思えたのかもしれない。

料理は美味しいし、かなり広いゆとりのある個室でいただけたので、子連れの僕たちには周囲に気を使わずに住んで良かった。

ちょうどこの時iPhoneのカメラが故障してて撮るもの全部がピンボケになってしまっていたのでまともな写真がほとんど撮れなかったのが残念。

今度は軽井沢とか別の星野リゾートに行ってみようと思う。

昼間に行った鈴木鎮一記念館は、特に豪邸というような建物ではないけど、建物内に愛の感じられるあたたかい空気が流れていて、いくら金をかけて豪華に造っても絶対に真似できない居心地の良さがありました。

時が経過してもそこに住んでいた人間の人格というものが建物には残っているんだなと不思議な感覚になりました。

どんなに金をかけた高級ホテルや高級旅館よりも居心地が良くて安らげた。

内村鑑三が「後世への最大遺物」で人間が後世に遺すことのできる最大の遺物は「勇ましい高尚なる生涯」であると書いてますが、まさにそれを鈴木鎮一記念館で心底理解しました。

鈴木鎮一記念館に行ってから星野リゾート「界 松本」に行ったので、どんなによく見せようとしている物でも薄っぺらいハリボテに感じてしまったのです。

おそらく星野リゾート「界 松本」は、そういう事を考えずに観光として行けば素晴らしいところだと思います。

僕にとっての鈴木鎮一先生やスズキメソードとの出会いって、最も尊敬する経営者であるソフトバンクの孫さんに遡るんですよね。

その話はまた今度書きます。

松本はいい街であり、子供を授かりスズキメソードと出会えた事の幸運を再確認する事ができた旅でした。

最後に鈴木鎮一記念館に展示してあった鈴木鎮一先生の一日一語集を自分に改めて言い聞かせる意味も込めて載せておきます。

鈴木鎮一記念館に展示されていた鈴木鎮一先生の直筆一日一語集

「うちの子は駄目だと思う親は駄目」

「どの子も育つ親次第」

「急がず休まず諦めず」

耳が痛い言葉ばかり。

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